COLUMN
算命学と九星気学の違い
使うものが違うから、答えも違う
どちらが当たるかではなく、何を見ている占術かで分かれる
ひとことで言うと、入力する情報の量が違う
いちばん大きな違いはここです。
九星気学が使うのは、基本的に「生まれた年」です。一白水星から九紫火星までの9つに分類し、そこに月や日を加えて見る流派もありますが、土台は生年です。
算命学が使うのは、生年月日のすべてです。年・月・日をそれぞれ干支に変換し、3つの柱として並べます。中心に置くのは生まれた日の十干(日干)で、これがその人の本質を表すとされます。
入力する情報の量が違えば、出てくる答えの細かさも当然変わります。九星気学は同い年なら全員同じ判断になり、算命学は生年月日が違えば別の命式になります。
算命学の命式そのものの出し方は算命学の命式の出し方で、計算式つきで公開しています。
分類の数が、桁違いに違う
使う情報の差は、そのまま分類数の差になります。
九星気学は9分類。一白水星・二黒土星・三碧木星・四緑木星・五黄土星・六白金星・七赤金星・八白土星・九紫火星の9つです。日本の人口を9つに割ることになります。
算命学は、六十干支の組み合わせで成り立ちます。日柱だけで60通り、そこに年柱・月柱が掛かるので、実質的な組み合わせは膨大です。
ここで注意したいのは、分類が多いほど当たる、という話ではないことです。9分類は粗い代わりに覚えやすく、日常的に使いやすいという利点があります。方位の吉凶を毎日判断するのに60通りの命式を持ち歩くのは現実的ではありません。粒度が用途に合っているかどうかが本質です。
得意分野が違う — 「どこ・いつ」か「どんな人」か
3点目が、実務上いちばん効く違いです。
九星気学が得意なのは「どこ・いつ」です。方位の吉凶、引っ越しや旅行のタイミング、その年の運気の流れ。空間と時間を扱う占術で、行動の判断に使われます。
算命学が得意なのは「どんな人か」です。本質、性格、才能、対人関係の傾向、適職。その人自身の設計を読む占術で、自己理解や相性の判断に使われます。
つまり質問が違えば、答えるべき占術も違います。「来月引っ越すならどの方角がいいか」に算命学は答えを持っていませんし、「自分はなぜ同じ恋愛の失敗を繰り返すのか」に九星気学は9分類ぶんの粒度でしか答えられません。
当サイトが算命学を土台にしているのも、扱っているのが恋愛での振る舞いという「その人自身の話」だからです。詳しくは算命学とは?生年月日から読む恋愛の本質にまとめています。
結果が食い違うのは、なぜ起きるのか
ここがいちばん相談の多いところです。両方を見て正反対の結果が出ると、どちらを信じればいいか分からなくなります。
理由は3つあります。
①そもそも別の質問に答えている。九星気学の「今年は動くべき年」と、算命学の「この人は慎重に進めるタイプ」は矛盾していません。時期の話と性質の話で、レイヤーが違います。食い違って見えるだけです。
②年の区切りが違うことがある。どちらの体系も立春(2月4日ごろ)を年の変わり目とするのが基本ですが、簡易的な診断サイトでは1月1日で区切っている場合があります。1月生まれ・2月上旬生まれの人は、これだけで結果が1年ずれます。食い違いの原因として最も多いのが、実はこれです。
③流派が違う。算命学も九星気学も単一の体系ではなく、流派によって読み方が変わります。同じ占術どうしでも結果は割れます。
結論として、「どちらが当たるか」で選ぶのは筋が悪いと考えています。何を知りたいのかを先に決めて、それに答えられるほうを使う。両方見て食い違ったときは、まず②を疑ってください。
どちらを選べばいいか
目的別に整理すると、迷いません。
- 引っ越し・旅行・開業の方角やタイミングを決めたい → 九星気学
- その年の運気の流れを大まかに掴みたい → 九星気学
- 自分の性格や才能、向いている進み方を知りたい → 算命学
- 特定の相手との相性を細かく見たい → 算命学
- 恋愛での自分の癖を言葉にしたい → 算命学
併用しても問題ありません。むしろレイヤーが違うので、併用したほうが情報は増えます。ただし食い違ったときに片方を「外れ」と切り捨てるのではなく、それぞれが何に答えているかを分けて読むことが前提になります。
なお、算命学と近い体系である四柱推命との違いは算命学と四柱推命の違いで別に扱っています。こちらは九星気学よりずっと近い関係にあり、混同されやすい2つです。
算命学を恋愛に使うとどうなるか
当サイトは算命学の考え方を、恋愛での振る舞いに絞って使っています。
恋愛タイプ診断では、生年月日から算命学の日干を求め、そこから陰陽(陽・陰)と五行(木・火・土・金・水)を計算します。加えて12問の質問で、人との距離感・判断の仕方・進め方という3つの行動軸を見て、16種の魚キャラクターに分類します。所要時間は約2分、会員登録は不要です。
入力された生年月日はブラウザ内での計算にのみ使われ、計算後に破棄されます。サーバーには送信されません。
診断の組み立ては診断ロジック解説、日干10種それぞれの性格は日干とは?10種類の性格と恋愛傾向の一覧にあります。
よくある質問
Q. 算命学と九星気学はどちらが当たりますか?
A. 答えている質問が違うので、当たり外れでは比べられません。方位や時期なら九星気学、性格や相性なら算命学が答えを持っています。
Q. 両方で結果が食い違うのはなぜ?
A. 最も多い原因は年の区切りです。どちらも立春を年の変わり目とするのが基本ですが、1月1日で区切るサイトもあり、1月・2月上旬生まれは1年ずれます。
Q. 九星気学は9分類しかないから精度が低い?
A. 粗いのは事実ですが、方位や時期を日常的に判断する用途には向いています。分類の細かさではなく、粒度が用途に合っているかで見るべきです。
Q. 算命学と九星気学は同じ起源ですか?
A. どちらも陰陽五行を土台にしていますが、理論体系も扱う対象も異なります。算命学は生年月日すべてから人物を読み、九星気学は主に生まれ年から方位と時期を読みます。
Q. 併用してもいいですか?
A. 問題ありません。レイヤーが違うので情報は増えます。ただし食い違ったとき、片方を外れと切り捨てず、それぞれ何に答えているかを分けて読むことが前提です。
算命学と他の占術を比べる
同じ生年月日を使うものから、まったく別の入力を使うものまで。何を見ている占術なのかが分かると、結果が食い違ったときにも慌てずに済みます。
生年月日 + 12 問・約 2 分/会員登録不要