COLUMN
診断結果を相手に見せるとき
共通言語になるか、責める道具になるか
同じ結果でも、渡し方で正反対の働きをする
まず自分の結果から見せる。相手の結果からは始めない
いちばん大事なのがこれです。
やりがちなのは、相手の生年月日を入れて先に相手のタイプを出し、「あなたはこういう人らしいよ」と見せることです。これは高確率で失敗します。
受け取る側から見ると、勝手に分析されて評価を渡された形になるからです。内容が当たっていても、いや当たっているほどこそ、「決めつけられた」という反応が先に立ちます。
正しい順番は、自分の結果を先に見せることです。「私はこう出たんだけど、当たってると思う?」から始めると、相手は評価される側ではなく、判定する側に立てます。この立場の違いが、そのあとの受け取り方を決めます。
そのうえで相手が興味を示したら、「あなたのも見てみる?」と聞く。相手が自分で押した場合と、こちらが押した場合では、同じ結果でも意味が変わります。
「気をつけたいこと」は自分のぶんだけ読む
診断結果には、たいてい短所や注意点にあたる項目があります。当サイトなら「気をつけたいこと」の欄です。
ここを相手のぶんまで読み上げるのは、やめたほうがいいです。
本人が自分で読むぶんには自己認識ですが、他人が読み上げた瞬間に指摘に変わります。「ほら、やっぱり連絡不精って書いてある」は、診断の話をしているようで、実際には日頃の不満をぶつけています。診断が正しいかどうかとは無関係に、関係は悪くなります。
逆に、自分の「気をつけたいこと」を先に声に出すのは効きます。「私、予定を決めるのが苦手って書いてあって、たしかにそうだわ」と言えるかどうかで、相手が自分の欄を読む心理的なハードルが変わります。
結果を「原因」ではなく「翻訳」として使う
3つ目は、使い方そのものの話です。
やってはいけない使い方:「あなたが◯◯タイプだから、うまくいかない」
これは診断を原因の指定に使っています。タイプは変えられないので、この言い方をすると相手には打つ手がなくなります。言われた側は黙るか、反論するしかありません。
有効な使い方:「連絡が減ると不安になるのは、私が◯◯だからかもしれない」
こちらは翻訳です。「なんとなくモヤモヤする」という言葉にならない状態を、共有できる形に置き換えています。相手を変える要求ではなく、自分の状態の説明なので、responseが返ってきます。
コツは主語です。「あなたは」で始めると指摘になり、「私は」で始めると説明になります。同じ診断結果でも、この一語で働きが変わります。
相手が乗ってこないときは、そこで止める
4つ目。これも実際によく起きます。
占いや診断に興味がない人はいます。「そういうの信じてないから」と言われたら、説得しないでください。
ここで「当たってるから見てみてよ」と押すと、診断の話が、価値観の対立にすり替わります。本来はすれ違いを減らすための道具なのに、新しい対立を1つ作ってしまう。本末転倒です。
相手が乗ってこない場合でも、あなた自身の結果は使えます。タイプ名を出さずに、内容だけを日常の言葉で伝えればいい。
「診断で◯◯タイプって出た」→ 相手が乗らない
「予定を先に決められると窮屈に感じるみたい」→ 診断の話をせずに同じ情報が渡る
診断はあくまで、自分の状態を言語化するための下書きです。相手に見せることが目的ではありません。
相性の結果は「合う/合わない」で読まない
相性の判定が出るタイプの診断で、最も誤読されやすい点です。
相性が悪いと出ても、それは「別れたほうがいい」という意味ではありません。当サイトの場合、相性の判定は4つの軸のうちいくつが一致しているかを見ているだけです。軸が違えば、噛み合うまでに説明が要る。それだけの話です。
むしろ実用的なのは、どの軸がずれているかを特定することです。人との距離感がずれているなら会う頻度、進め方がずれているなら予定の決め方——もめる場所があらかじめ分かるので、先に共有しておけます。
軸ごとの読み方は16タイプ相性まとめに、判定の仕組みはタイプコードと相性診断の仕組みにまとめています。
共有がうまくいくときの、実際の流れ
ここまでのルールを、実際の会話の順番に並べ直すとこうなります。
①自分の結果を出して、当たっているかを聞く。「私こう出たんだけど、どう思う?」。ここで相手はあなたを観察してきた側として意見を言えます。自分では気づいていない部分を指摘されることもあり、この時点で既に有益です。
②自分の「気をつけたいこと」を先に認める。「たしかに予定決めるの苦手かも」と自分から言う。ここを飛ばすと、次の段階が説教に見えます。
③相手が興味を示したら、そこで初めて相手のぶんを出す。示さなければ出しません。ここは我慢のしどころです。
④結果を、具体的な場面に接続する。「先月の連休、予定を詰めすぎてしんどかったのは、これかもね」。抽象的なタイプの話で終わらせず、実際にあった出来事とつなげると、診断が生活の道具になります。
逆に、失敗する流れはこうです。相手のタイプを勝手に出す → 短所の欄を読み上げる → 「だからいつもこうなんだ」。この順番だと、診断が正しくても関係は悪くなります。
要するに順番がすべてです。同じ結果、同じ内容でも、どちらから出したかで受け取られ方が反転します。
やってみる
当サイトの恋愛タイプ診断は、生年月日と12問の質問から16種の魚キャラクターに分類します。所要時間は約2分、会員登録は不要です。入力された生年月日はブラウザ内での計算にのみ使われ、計算後に破棄されます。
結果の読み方でつまずいたときは診断が当たらないと感じるとき、何が起きているのかを、自己理解に使う手順は恋愛の自己分析のやり方をあわせてどうぞ。
よくある質問
Q. 相手の結果を先に見せてもいいですか?
A. おすすめしません。勝手に分析されて評価を渡された形になります。自分の結果を先に見せて「当たってると思う?」と聞くほうが、相手が判定する側に立てます。
Q. 短所の欄を相手に読ませてもいいですか?
A. 本人が自分で読むのは自己認識ですが、他人が読み上げると指摘に変わります。自分の短所を先に声に出すほうが、相手も自分の欄を読みやすくなります。
Q. 相手が占いを信じないタイプです
A. 説得しないでください。診断の話が価値観の対立にすり替わります。タイプ名を出さず、内容だけを日常の言葉で伝えれば同じ情報は渡せます。
Q. 相性が悪いと出たら別れたほうがいいですか?
A. 違います。判定は4軸のうちいくつ一致しているかを見ているだけです。むしろどの軸がずれているかが分かると、もめる場所を先に共有できます。
Q. 診断結果で相手を説得できますか?
A. できませんし、その使い方は関係を悪くします。「あなたは」で始めると指摘に、「私は」で始めると説明になります。主語を変えるだけで働きが変わります。
診断結果をどう使うか
診断は当てるための道具ではなく、言葉にするための道具だと考えています。結果の読み方と、人に伝えるときの注意をまとめています。
生年月日 + 12 問・約 2 分/会員登録不要